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2003.2.24
「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」

私の大好きな村上春樹の小説。昔、村上春樹って私の勝手なイメージで、ちょっとスカして気取った文章書く人って思って、食わず嫌いしてたんですよね。
でも人に薦められて「ノルウェイの森」を読んだらハマっちゃって、当時村上朝日堂っていう村上春樹自身のHPを見て完全に彼自身に惚れ込んじゃったのです。それからいろいろ彼の作品を読んで、一番衝撃的だったのがこの「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」。
この人の書く話はすごく心の内面を掘り下げていくので、割と深く考え込むタイプの私に合っているのかも。それととくにこの作品では、物語としてのおもしろさも兼ね備えていて、ストーリーの奇抜さが読む内になるほど…!ってなって、全てのことが結びついていく過程がすごく新鮮でした。うわっすげぇ!て感じで。
この話を読んだのは、ちょっと気持ち的に疲れていて、でもその自覚がなくてモヤモヤしてた時だったんだけど、読み終わって“だ〜っ”て泣いた後に、「ああ、私すごく参ってたんやな〜」て気づいて逆に吹っ切れたっていうことがありました。なんでそんな作用が心に起こったのかはわからないけど、ふらふらしてないで自分の心を自分で守らなきゃ、私は私でいなくっちゃ、ってすごく思ったのでした。

2003.2.22 「es」
最近カナリおもしろいマンガを見つけてしまいました。惣領冬美の「es」という作品なのですが、これはハマる!
不老不死の研究から生まれた遺伝子操作人間の話なんですけど、突拍子もない話なのに説得力があるんですよね〜。主人公がまたかっこいいんですよ!
人間を思うがままに操れる能力を持っていながら、人間社会に寄生して生きている主人公と、人体実験で殺されるために作られ人間を憎み、研究所の人間を皆殺しにした彼のクローン、そしてヒロインはそんな彼らの力の及ばない性質を持っていて、脳生理学の優秀な研究者…と、出てくるのはある種特殊な人間ばっかりなんだけど、逆にすごくリアルな人間味を感じて引き込まれます。
主人公が他人の脳に入り込んで、心を読みとったり記憶を操ったりするんですけど、その表現の仕方がおもしろい!昔見たジェニファー・ロペスの「ザ・セル」っていう映画をちょっと思い出しました。これも精神異常の殺人者の脳だか精神世界だかに入り込むっていうストーリーだったんですけどね。
作者の惣領冬美って、私が中学か高校生くらいの時「THREE」っていう作品がすごい流行ったんですよねぇ。バンドものなんですけど、すごく面白かったな〜。私も歌手になりたい!とか思いましたもん(←染まりやすいひと)
ドラマチックな話をうまく描く人なんですけど、間の取り方とかがすごくうまいんですよ。コメディーも描けるし、オールマイティーな漫画家さんです。超おすすめです。

2003.2.21 タメ
突然ですが、私は1974年生まれです。有名人で言うと、smapの草なぎくんとか、水野美紀、松井秀喜、レオナルド・ディカプリオなどが同い年。
松井選手を知ったときも結構驚いたけど、最近テレビを見ていて衝撃的な同い年さんを見つけてしまいました。
それはなんとボブ・サップ!!(笑)
20代って言うだけでも驚きなんやけど。。。
トラ年ですか、そーですか…。

2003.2.10 写メール第2弾
地元を走っているローカル線の駅から。普段はJRを使っているのですが、たまに乗る機会があって、この駅かわいいなぁ〜と前から思ってたんですよ!レトロっぽくてよくないですか?壁が全面タイルレンガで、雰囲気あるんですよ。

2003.2.3 “Fail gloriously.”
友達からの道後温泉のお土産を写メってみました→。
この写真で分かりますかね〜?
顔がついたみかんの形の入れ物にアメが入ってて、ちゃんと網に入ってるんです〜。かなりかわいいんですよ♪
これ作ったひと、かなり好きかも…☆
ところで、今読んでる本が広告クリエイターの人の講義をまとめた本なんですけど、ジョン・C・ジェイという人の話の中ですごい気に入ったフレーズがあったのでご紹介します。
“Fail gloriously.”(失敗するときは華々しく)
私、すごく失敗することがイヤなんですよ。小さいときからどんくさくて、なにかと失敗しっぱなしなんですけど(笑)多分それでよく笑われたりして、失敗することが怖くなったのかもしれない。
だからこっそりバレないように失敗する癖がついてて、でもそれってすごくもったいないことだなって自分でも思ってたんですよね。どうせ失敗するなら思い切ってやった方が身につくモノも多いし、失敗を恐れながら何かしても、腰がひけてたらうまくいくこともいかなくなるでしょう?
そういうのに気づいて何年もたつけど、いまだ抜けきってないんですよね。
ジョン・ジェイさんがそういう意味で言ってるかどうか、ちょっと違うかも知れないけど、「失敗するときは見事に失敗しましょう」なんてすごく素敵だな〜と思いました。
そうやって前向きでタフで努力する人間になりたいもんです。そしてこれくらいのことを語れる(そして実践する)立派なクリエイターになりたいな〜!(^○^)

2003.2.2 「your song」

valentine先日「ムーランルージュ」というビデオを見まして。ユアン・マクレガーとニコール・キッドマンが主演のミュージカルタッチの映画で、悲恋モノだけどラブコメのようでもあり、なかなかおもしろかったんですけど、なかで高級娼婦のニコールに恋した貧乏作家ユアンがエルトン・ジョンの「your song」を熱唱して思いを伝えるシーンがあるんですね。それで、なんかすっごく聴きたくなって、探してみたら持ってたんですよ〜CD。昔、衝動買いしてたみたいで。「イグアナの娘」っていうドラマの主題歌で使われてたのがきっかけで知ったのだと思うんだけど、なんかすごく切なくてきれいな曲ですよね〜。
こういう、ずっと愛されてスタンダードになっていくような作品を作れるっていうのは、すごいですよね。音楽に限らずですけど。
映画自体の感想としては、同じ監督の「ロミオ&ジュリエット」の方が好きかな〜。この映画にもちょっとミュージカルっぽいシーンがあって、映像とか音楽とかもおもしろい使い方してるんですよ。このころはデカプリオも悪くなかった気が。